スキーツアーを通じて海外からのスキー客と接して英語力を上げる

英会話教室に通っても、短期間で劇的に英語力を挙げる事は困難です。また、近年人気が上昇しているオンライン英会話教室に関してはネイティブと話せるのはメリットながら毎回多額のお金が発生するのが悩みどころといえます。

しかし、英語対応が進んでいないスキー場に格安スキーツアーを通じて行ってみれば、現地にて道などで困っている外国人に自ら話しかける事により無料でネイティブと話せます。

日本のスキー場にやってくる外国人が激増中

近年、日本にやって来る外国人旅行客の数は右肩上がり状態で、今後もさらなる増加が見込まれています。その中で、東京や京都・富士山地域といった東洋を代表する観光地にやってくる外国人にばかりスポットが当たりがちですが、実は冬にリゾート地にやってくる外国人も激増中です。

特に、南半球からの客が多く、北半球と季節が逆で冬には雪が降らない中、北半球に移動すると12月から2月頃でもスキーが出来るのが人気の理由となっています。その中でも、南半球の大国で、時差に苦しむ事もないオーストラリアからのスキー客が圧倒的に多く、特に外国人受け入れ態勢が整っている北海道のニセコが高い人気を誇ります。

北海道のニセコはなぜ外国人からの人気が高いのか?

何故、北海道のニセコがオーストラリア人をはじとする英語圏の外国人スキー客から圧倒的な人気を誇るのかというと幾つかの理由があります。まず、各宿泊施設・案内所等で英語での対応をしてくれるため、滞在中に外国人が言葉の問題で苦しむことがありません。

また、駅をはじめとして町内各地の看板・標識の英語対応が進んでおり、交通機関の運転手も英語を話せるため、交通面で苦しむ事も起こらない状態です。さらに、場所によっては冬に「オーストラリア人街」と化するところもあり、外国において同じ国の人達と気軽にコミュニケーションをとれるのも人気の秘訣となっています。

英語対応が進んでいない地域では外国人は苦しむ

北海道のニセコ町のように自治体と住民(地元の事業者)が一体となって外国人対応を徹底させているような例はまだほとんどありません。

そのため、英語対応が進んでいない地域においては言葉がわからなくて困っている外国人の姿がよく見かけられ、現地の人が話しかけられることもよくあります。

しかし、現地の人に聞いても解決しない場合も多く、そう言った場所にはまた来てもらえるかわかりません。

英語能力を上げたいならネイティブと話すのが一番

昔から本当に英語能力を本気で上げたいなら、ネイティブスピーカーと1対1で話すのが一番といわれます。そんな中、外国人スキー客が激増している日本のスノーリゾート地(スキー場)に行くと気軽に英語圏からやってきた外国人と話す機会を作れます。

特に、前述通り、英語対応の進んでいない地域では言葉や文字がわからなくて本気で苦しんでいる外国人があちこちにいるため、そういった人に自ら話しかけてみるのがおすすめです。困っていない人に自分から話しかけても不審者扱いされて相手にしてもらえない可能性もありますが、困っている人に話しかける形であれば、長く話す事が出来ます。

その他、国内外からの旅行客両方が集まる社交場(パブ・バーなど)に足を運んで、そういった場所でネイティブと話す機会を作ってみるのも良いでしょう。こういった事を続けていれば、短期間で英語力が向上する事が期待できます。

スキー場にはどうやって行ったらいいか?

外国人と英語で話す機会を作る事を第2の目的としてスキー場に行くなら、友達など2人以上で行くより1人で行くのが圧倒的におすすめです。なぜなら、友達と話している時だと困っている人をやたらと助けに行く事は出来ないですが、一人であれば容易にそれが出来るからです。

移動手段に関しては一人で行くとなると交替で運転するという事が出来ないため、車ではなく公共交通機関のほうがおすすめです。その中で、新幹線なら所要時間は短くて済みますが交通費が高くつくため高速バスを利用したスキーツアーに参加するのがベストといえます。

また、スキーツアーではリフト券がセットになっていることが多く、単独でリフト券を購入するより値段が安く済みます。

外国人と話したい場合におすすめのスキー場1「野沢温泉スキー場」

首都圏を起点としたスキーツアーに出かける場合、外国人と英語で話す機会を作りたいなら一番おすすめであるのが野沢温泉スキー場、並びに周囲の温泉街です。

このエリアは、北陸新幹線の飯山駅が開業した事により一気にアクセス面が向上したこともあり、冬場の外国人スキー客が急増しています。テレビ東京系「アド街ック天国」にて野沢温泉特集が組まれた時にも、冬場において如何にオーストラリア人をはじめとする外国人客が多いかが全国に知れ渡りました。

しかし、ニセコと違ってまだあまり受け入れ態勢が整っておらず、スキー場やすぐそばの温泉街において道に迷っている外国人が多数見かけられます。そんな状況のため、外国人と話すには絶好の機会で、こちらから話しかければ簡単にネイティブと生の英語にて話す機会を作れます。

そして、英会話教室に通ったりオンライン英会話スクールで海外にいる海外講師と話したりするのとは違って料金が一切かかりません。

その他、野沢温泉には13の外湯があり、宿泊施設に泊まらなくても気軽に外湯を利用する事が出来ます。温泉も外国人に話しかける場所としては最高なため、湯に浸かっている外国人の姿があり、迷惑でなさそうだったら是非話しかけてみましょう。

ちなみに、野沢温泉村は長野県の北端に位置しており、短時間ではアクセスできないため、ツアーに関しては夜に首都圏を出発して早朝に到着するプランが基本となっています。温泉地としての規模が大きくて歴史も古く、飲食店はたくさんある他ンビニも出店しており山奥のスキー場と違って利便性が高いのも魅力です。

外国人と話したい場合におすすめのスキー場2「斑尾高原スキー場」

北陸新幹線の飯田駅が開業してから、野沢温泉温泉スキー場のほかにも人気が上昇している飯山駅付近のスキー場があります。それが飯山駅の約8km西に位置する斑尾高原スキー場です。こちらは実際にスキー場に来た外国人が雪質の良さを絶賛した事により、口コミ要因で人気が沸騰しているスキー場になります。

具体的には素晴らしいパウダースノーでの滑走が出来る点が高評価を受けており、「madapow(マダラオ・パウダースノー)」という語句は世界共通語となってきています。

外国人と話したい場合におすすめのスキー場3「ふじてんスノーリゾート」

2013年に世界遺産に登録されて以来、富士山には多くの外国観光客がやってくるようになっています。そして、冬場においては富士山観光と共に富士山頂上を間近で見ながらスキーができる「ふじてんスノーリゾート」の人気が外国人達の間で急上昇中です。

こちらは富士山北側の斜面にあるスキー場で、1月・2月であれば自然雪の中でスキーを楽しめます。首都圏から長野県奥地に向かうより距離が近いため日帰りツアーでも現地に長時間滞在する事が出来ます。このスキー場も外国人に注目され始めてからの歴史が浅いため英語対応がまだ進んでいませんので、困っている人がいたら話しかけるチャンスです。

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